「夢見」と「現実」との因果的な関係における私的考察
もう、一年が過ぎた…と言うべきか。
それとも、
やっとのことで、一年経った…と言うべきか。
ここのところ、数日、連続して一年前の忌まわしき記憶に由来すると思しき夢を見た。
大概、目覚めに近い時間帯。
夢の中で、夢と現実の境界が見えなくなったような気分になって…ハッと気付くと朝になっている。
ストーリーなんて覚えていないが、キャスティングは妙に鮮明で…
そこから察するに、おそらく悪い夢に類するものと確信できる。
あれだけのキャストが揃っていて、夢見がいいはずがないじゃない・・・と。
夢見が悪いときは、人に話してしまった方がイイ…
幼い頃に言われていた記憶。
そう思い出して、家人にできるだけ克明に…と努めて話していたら、むしろ記憶が鮮明に蘇ってきて、目が覚めてからの方が、かえって気分が悪くなっってしまった。
話さなければ良かったのか、それとも、話ができてホッとしたのか、自分でもよく分からない。
ご破算で願いましては…足して引いてゼロ!
ということかな?
まぁ、この際、ゼロなら可とするしかない。
さて、明朝は夢を見るやら、見ないやら。
寒くなりそうな予報のこと。
寒い朝は夢見が悪い…とでもして、勝手に因果を結んでおこうと思う。
そう、一年前のことだが、同じく寒い朝だったから。
<おしまい>
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