2008年6月27日金曜日

「食べ残し」と食料自給率

「39%」
この数字だが、新聞やTV報道などで盛んに伝えられるので、すっかり定着した感がある。
話題となっているわが国の「食料自給率」を示す数字だ。
最近のTVでも、誰かが
「40%程度の自給率で…」
と言ったら
「正確には、カロリーベースで39%です」
と言いなおされていて、思わず笑ってしまった。
そこまで言うのも、どうかと思うけれど。

さて、ここでカロリーベースで云々と、受け売りの講説をするのは止める。
ただ、気になったのが、関連する報道の中で「食べ残し」の問題が取り上げられていたときのことだ。

つまり、自給率を高める方法として、「食べ残し」の再利用が考えられるとのこと。
「食べ残し」を家畜のエサにすると飼料作物の輸入が抑えられることになり、自給率が向上するというのだ。
外食産業や食品メーカー、コンビニなどの小売から出される食料関係のゴミは、その量にして1千万トン超。聞いただけではピンと来ないが、そのうちで再利用されているのは半分程度という話だ。
その、残りの半分をさらに有効に利用する、というわけだ。

しかし、ここ問題になるのはコスト。
これまでどおり、埋め立てたり、焼却処分する方が処理コストを低く抑えられるので、「有効利用」のためには相応のコストを負担しなければならない。
もちろん、この場合のコストを抑制する技術や仕組みなど研究されていると思うが、ただ現時点で
単にコスト比較すると、従来方式が優るわけだ。

店の食品棚から期限切れを理由に、撤去される「元食料品」をみていると、もったいないと思うことがある。
法的な、あるいは自主的な基準に基づいて、それを処分することはコンプライアンスという観点からして異論はないが、その先の処理方法には知恵の出し処があるのでは。

(別の議論だが、基準を定めるのも私たちなわけで、その基準が適切か否かの見直しも必要であろう。ただ基準が厳しければいい、というものでもあるまいに。そうした基準の厳しさを前面に、一義的に顧客満足度向上に資するためを企図する過剰サービスと、その
サービスにおける企業間競争にも目に余るものがある、そう感じることがあるが、さて。)

ずっと昔のことになるが、私の実家の近所には豚を飼っている農家があった。
そこのご主人が定期的(ほぼ毎朝)にわが家から出された残飯を回収に来ていたことを思い出した。飼育の頭数など不詳だが、わが家だけではなくご近所一帯を一巡して、一輪車に乗せられた何本かの一斗缶が一杯になるほどだったと思う。

この記憶にある残飯回収のことは、随分と昔のことだから、この飽食の時代を背景とする「食べ残し」の問題とは性格が異なるかもしれない。そもそも、当時の一般家庭から出される生ゴミは食物屑などが多くを占め、食べられるのに捨てるという意味での「食べ残し」はほとんど無かったのでは、という印象だから。

そうした食物屑でさえ、家畜のエサに回れば自給率の向上に寄与する構図なのであるならば、今日の「食べ残し」の問題に対する寄与は殊更であろう。

別の記事では大手スーパーのイオンが千葉県下で開始した取り組みのことも読んだ。
県下25店舗から出る弁当や野菜屑を飼料にして育てた豚を関東地方で売り出すという取り組みだ。
そういえば、私の家の近くにあるイオングループの店舗では、かつて同じ材料からだと思うが「堆肥」を作って、無料で配布していたことを思い出した。カレーの臭いのする肥料を貰ってきたことがある。
そのときは、生ゴミの減量への取り組みという企画だったと思うが、こうした食料品の加工や流通に関係している企業の取り組みが与える影響は大きいであろう。

まずは、食べ残しを少なくする、究極は「出さない」という取り組みが必要なのだろうが、それとともに不可避な「食べ残し」を前提とした、その有効な利用が求められる。

<終>


肉の味は飼料の良し悪しに負うところが多いという話を聞いたことがあるが、さて、食べ残しを「主食」とする豚肉の味は如何に? ぜひ、試してみたい。


2008年6月24日火曜日

You-Tubeと着うたDLサイトにブログを組み合わせたSP展開の定着について

CMソングと、そもそものCMの目的たる商品、製品、サービス等々とのコラボレーションが定着して久しい。

一石二鳥、一挙両得、相乗効果…という、うつくしくも効果的なSPの一形態なのであるが。

成功すれば、特定の楽曲やアーティストのイメージと商品イメージとが一帯不可分、くっついて離れなくなる。

ラクティス CMはそうしたCMの一つに数えられることになるであろう。

「高い♪高い♪」する父親とその当事者たる赤ちゃんの表情や印象からは、何等のマイナスイメージは産まれてこないし、むしろ、ラクティスが想定するマーケット層のイメージが全面に打ち出されて、共感さえ覚える。
ゆずのファン層とは、そうした年齢層であり時代を背景にした人たちなんだ、と。

そういえば、私もゆずのファン。ラクティスに代えなくちゃ…と、トントン拍子に事が運ぶかは別問題として、ぜひそうありたいと企画マンは願っているに違いない。

さらに、それらの楽曲がDLできるというSPの形態にブログを使った告知も、なんとも当代を色濃く反映しているではないか。
念には念の入れように感服!

Yesterday and Tomorrow特設サイト 着うたダウンロードはこちら

というわけで、You-TubeによりPVの配信をブログを介して行う…という、これまた今を映したSPで本稿を締めようと思う。




今後に、さまざまなSPや告知形態の基本として押さえておくといいと思うよ。

ここんところ、次の試験に出しますから、ホント。

<おしまい>


コンプライアンスとモラル

コンプライアンスということが言われる。
いまさら、そのことの重要性に異論を唱えるつもりはない。

ただし、法に照らして形式的にただ遵守していれば、それでいいのか?
私の答えは「No」である。

法令そのものが、大概の場合に一般的なモラルの上に成り立っている、つまりモラルに反するような法令は無いと信じている(信じたい…)のだが、法令違反とはならない法令の穴を突くような行為があった場合に、それが果たしてモラルに反していないと断言できるのか?
こちらも、答えは「No」である。

社会の習慣などの中から生まれて、一般に通用するようになった道徳や倫理あるいは規範といった、ある意味で文章にした場合に必ずといって良いほどに、解釈の違い等によって例外を許してしまう「不明確なもの」、こうした性格のモラルというものを「文章」にして表して、これを遵守すべき基準としようとしているわけだから、そもそもコンプライアンスとモラルとは完全一致のものではないし、遵守すべきとされる幅に解釈の「あそび」があるものなのだと思う。

だから、概して
「まずコンプライアンスを満たしてさえいれば…」
の議論が分かり易くいこともあってか、コンプライアンスへの取り組みが注目されるが、本質的にはモラルの問題なのだと思う。

余談になるが、性悪説はモラルというフワフワしたものを認めないと思うのだが、その性悪説に立つと言われるゲルマン、アングロサクソンの伝統的な文化がコンプライアンスの考え方を体系付け、これを伸ばしてきたという背景を理解できる気がする。10年以上前のこと、ISOの取得に関わった際の感想にも共通しており、根底でコンプライアンスに通じていると思う。

余談はさておき、コンプライアンスが満たされていれば企業の社会的な責任を果たしことになるのか。
冒頭の疑問に戻ってしまうが、まさに社会から企業に求められる期待などに応えることとは、コンプライアンスとは別にあるモラルの領域をも含めた適応の問題なのではないか。

海外の事情には不案内だが、少なくともわが国では、コンプライアンスに違反していなくとも、モラルに反した行為があった場合に、これが問題となり、社会の信用失墜を招き、結果的に自滅していった企業の例を数多く見ている。
(※最近では、船場吉兆における「使い回し」の一件を発端とする同社の末路がその例。「使い回し」は法令違反の問題ではないとされるのが一般的な見解だ。今日のテーマに照らせば、コンプライアンスはOK、でもモラルがNGという好例)

身近にも具体的な例がある。
法律の規程に基づいて、社内規程を適法に作成し、所定の手続きを経て、これを役所に届け出て職印(お墨付き)を貰う。(注:仮に法律に基づく規程ではなくとも、例えば上場審査時に求められる規程整備なども、規程の存在を必要とされるコンプライアンスの一部に含まれものと思われる)
外形的には、社内とはいえ規程は成立し、周知され、役所もこれを認識したわけだから、ある意味で「規程の存在」と「役所への届出」という点におけるコンプライアンスは満たされている。
しかし、法律を根拠とする社内規程が適法に運用されてこそのコンプライアンスであると考えたとき、もし仮に、その運用の実態にまで立ち入って遵守の状況を監視すべき法令を欠いているようであれば、その運用を担保するのはモラルしかない。

この例の場合に、例えば公益通報者保護法もあるのだが、通報者における「通報後」の不利益に対して措置するもので、コンプライアンス違反を防止するに対しては直接的ではない。
さらに、先の例では公益通報者保護法の施行に伴い、社内に「公益通報に関する規程」なるものを整備するための素案作りに携わったことがある。求められて「骨のある実効性を期待する案」と「形式を満たすことを優先する案」と、その意図は不明だが両案を提出したことがある。
結果的に機関決定されたのは後者だった。
実に皮肉な話だ。
コンプライアンスに対する姿勢を形式的に示した例とも解釈することができ、モラルとの関係においては、規程成立の経緯に立ち会った者として考えさせられる。

コンプライアンスとモラルを同じと考える向きは少ないと信じるが、もし万が一、コンプライアンスに違反しないことがモラルに反しないことの証明だなんていう考えがあるならば、それは大間違いだと思う。

企業の社会的責任という観点において、コンプライアンスの域外にある、つまり、モラルに拠るべき領域の方が比較にならないほど大きいと思うよ、ホント。

2008年6月16日月曜日

Softbankケータイの新CMとApple社のネコ科へのコダワリとの関係とは?

ちょっと気になるCMがある。

それは、Softbankが提供する「ホワイト家族24」の中で、最近になってOAされている「ホワイトコール24」のCMだ。
参考までに以下にリンクを記すので、ご関心とあらばご覧頂きたい。
 ⇒ 「私の予感」篇
 ⇒ 「時間切れ」篇

では、いったい何が気になるか?

登場するキャラクターだが、イヌに加えてネコが…、確かにその変化はある。
が、なぜ今、この時期にネコなのか…

下衆の勘ぐりによると…こうだ。

つまり、Apple社に媚びている?
「媚びる」が不適切なら、「敬意を表して…」でもいいが、要するにApple社との関係がちらついて見える。
私だけかも知れないが。

以下に深読みの根拠。
MacのOS Xの最新バージョンはLeopard(ヒョウ)という命名されている。
このように、OS Xはこれまでに全てネコ科にちなんだ命名がされているのだ。
最初はCheetah(チーター)。
次にはPuma(ピューマ)。
体型もだんだんに大型化しているようにも思える。
そうなれば、最後は百獣の王たるライオンをおいて他はないはずだが…果たしてこれに落ち着くのやら、それは謎だ。
ちなみに、OS Xのβ版にはSiam(シャム)…、妙な符合だがネコの名前がつけられていた。

折りしも、ソフトバンクモバイル(Softbank)が「日本国内でiPhoneを発売することについてアップル社と契約した」との発表されたことでもあり、まさかそんな理由でネコの登場とあいなった? とは思いたくない。
が、でも、関連付けて考えると面白い。
単なる偶然とも思えないのはApple党?

<おしまい>


2008年6月15日日曜日

今週は梅味噌と梅サワー

季節柄、先週に引き続いて梅の漬物シリーズです。
先週は阿南町の小梅を、そして、今週は下條村の中梅と大梅を頂きました。
2週連続で、皆様方には感謝です。

それで、今週は中梅を「梅味噌」に、大梅を「梅サワー」に仕込むことにしました。

梅サワーは以前に試したことがあって、雰囲気は分かっていました。
初めてだったのは「梅味噌」
初めて…と書きましたが、実のところは先週のこと小梅を甘酢に仕込んだ際に、残った500g程度をものは試しと仕込んでありました。

それで、本当は
「1ヶ月ほど漬け込んで…」
と書いてあるのにも関わらず、かなりのフライングを承知で一昨晩のこと、味見をしてみたのです。
これが、実に美味い!
味のレポートや使い道は後ほど書きますが、見た目のイメージ(笑)に反して予想外の味だったのです。

というわけで、それに味をしめて、今度は試しにではなく正式に仕込むことにしました。
レシピは次の通りです。

■ 梅味噌 ■

【材料】
中梅    1Kg
信州味噌 1Kg
三温糖   1Kg

漬け込んだ直後はこんな状態です。

【作り方】
① 梅は一晩アク抜きをし、ヘタを外します。終わったら、サッともう一洗い。
② 広口の瓶に材料を、と言っても3点を合わせて入れます。
③ 食べごろは1ヵ月後と聞きましたが、梅を食べるわけではないので(?)、少々早めでも目的に応じて使えると思います。最終的には、「梅を全て取り出す」ことになるそうです。


3~4日で梅酢が味噌と砂糖をまろやかにします。

【使い方】
驚いたことに、まだ1週間程度しか経っていない先発の小梅が、実に甘酸っぱい梅の香りを放っています。
レシピには
「ドレッシングにいい」
とだけ書いてありました。が、用途は広そうです。
この甘酸っぱい味噌をからめて、「ネギヌタ」やボイルした温野菜の和え物などに、ナカナカいい味を出してくれるのでは、と思います。
その他に、
冷奴
こんにゃくの田楽味噌
ショウガ焼き風に焼いた豚肉のつけダレ
など、いろいろ使えると思います。

ちなみに、金曜日の夜に「恐る恐る」試したのは、次の「思いつき梅味噌丼」。実にカンタンなレシピです。
① まず、豚ロースの薄切肉を多目の梅味噌と少々の醤油とからめたタレに、30分程度漬け込んでおきます。(後で思いましたが、醤油は無くても梅味噌だけも十分いけると思います。この辺りはお好みで。)
② これをしょうが焼きの要領で焼き上げます。(多少、厚めの肉でもいけます)
③ 丼ご飯の上に千切りキャベツ適量を敷いて、その上に②を載せ、フライパンに残った梅味噌のタレを掛けます。

思いつきだったわりに、意外と秀逸な味に出来上がり驚きました。
この梅味噌がもう数週間先に、どのような味になっているのか楽しみです。

ちなみに、梅は頂き物ですが、味噌と砂糖は特別なものである必要はなく、物価上昇の折とはいえ、大した金額にななりません。
たまたま棚にあった三温糖を使いましたが、ザラメや白糖でも構いません。


■ 梅サワー ■

さて、梅サワーは結構、一般的なようで、レシピも数々あるようです。そこで、わが家の備忘として記しておくことにします。
ただし、備忘と言ったって、たったこれだけです。

【材料】
大梅   1Kg
米酢   1升(1.8リットル)
氷砂糖  1Kg

材料を全部混ぜて、3ヶ月程度寝かせておくと出来上がりです。
こちらも酢と氷砂糖の金額は500円ちょっとですから、大した額にはなりません。
これで、安心・安全な自家製の飲み物が出来上がるのですから、本当に大助かり。


梅を提供して下さった皆様方、ありがとうございました。


というわけで、お陰様なことに今年は大中小の各種の梅を取り混ぜて、しかも、3種類の変化に富んだ味が楽しめそうです。

くれぐれも季節の恵みに感謝です。

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2008年6月11日水曜日

AEDについて思うこと

災害ボランティアコーディネーターである友人のバーニー君のブログによれば、

※ AED講習に行ってきました! 

 ← 「バーニーの災害ボランティアコーディネーター日記」にリンクします。

とのことです。

拙所でも、以前に
「ぜひAEDに関して詳しいことを知りたい」
という旨をバーニー君に伝えていたところ、折りよく講習会があるとので、熱心な彼のことですから同講習会に出席する予定のことを聞いていました。
そんなわけで、私も遠巻きながら、結果を楽しみにしていたところです。

皆さんも、ぜひご参考になさってください。


さて、こうしてバーニー君のようなボランティア諸氏がAEDの取り扱いを理解し、実践できる態勢が整ったとして、果たしてAEDがどこに配備されているのか…について、情報が一元的に管理されていないと、折角の知識も100%活かされない可能性が生じてしまうのでは…、と考えてしまいました。

すでに設置場所を含む情報資源の活用に向けて、有効な管理が為されていれば杞憂なのですが。
しかし、設置の主体とて公共もあれば私企業もあるでしょうし、まず、その情報の一元的な収集から、最新情報のメンテナンス、そして適切な方法で情報が開示されるための仕組みまで、一貫した態勢が存在するのか、というそもそもの疑問に行き当たります。

バーニー君が今回、参加した
飯田広域消防本部あたりでは、おそらく情報を集約されていると思います。しかし、多少でも関心を持っているつもりで設置場所に関する情報など検索してみましたが、ヒットしませんでした。
そんな中のこと、飯田信用金庫の特定の店舗にAEDが設置がされていること、そして、その情報がHPに表記がされていることも知っていました。が、それは同信用金庫に勤める知人を通じて個別に知り得た情報であって、一貫した体系の下ではありません。
当然に設置の主体においては、組織的にAEDの取り扱いに関する講習を催されて、積極的な取り組みをされているとも聞いておりますことから、そうした個別の取り組みが例えば設置場所情報として一元的に表示されるだけでも、一般の関心を一層のこと喚起できるのでは?・・・と。

もし仮に情報の一元管理について未着手のことがあるようでしたら、例えばグーグル・マップをベースに設置主体の別を問わずに横断的に、設置場所をポイントするなどしてみては如何でしょうか?

バーニー君には、その辺りの情報がありましたら、また、レポートしてみてください。

微力ながら、私にもお手伝いできることがあるかもしれません。


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2008年6月9日月曜日

2008年6月8日日曜日

青梅の甘酢漬

親しくお付き合いさせて頂いている方から、思いがけずに獲れ立ての青梅を5Kgも頂きました。
昨日の土曜日は朝から、阿南町のご親戚の梅畑で梅獲りをされたそうで、ご苦労様でした。
わが家はその成果の部分だけ頂いてしまって、誠に恐縮です。

そんなわけで、感謝の気持ちを込めて、昨晩からアク抜きのために水にさらしたものを、「甘酢漬け」にすることにしました。
減塩が言われている折でもあり、また、梅と酢の組み合わせなら、まさに健康的でしょう!
以前につけた梅酒が、まだ5リットル近くあって、これがなかなか進まない。
嗜好の変化でしょうか、それとも、買い置きで開かずの穀物酢1.8瓶あったことが押してでしょうか、いずれにしても家人との相談事も何ら紛糾することなく、甘酢漬に決まりました。


① よく水洗いをしたら、丁寧にヘタを外します。
② タオルで水気をふき取って、日陰干しにします。


③ 甘酢
  青梅………1.5Kg(②のもの)に対する割合です。
  穀物酢……4カップ
  みりん…… 1カップ
  砂糖………150グラム
  昆布………20グラム (細かく刻みます)
  唐辛子……2~3本 (タネを外します)


④ 容器の容量に合わせて、②と③を合わせます。

ここまでで、今日のところは完了です。

ボチボチやっていたら、なにやかやで昼食を抜きで4時間くらい掛かりました。
わが家では、1.1Kg入る容器に3本出来上がりました。
2ヶ月ほどしたら食べられるそうで、今から楽しみです。

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2008年6月6日金曜日

「人気、爆発中」って何?

TV番組など観ていて、画像はともかく、ナレーションが気になることがある。

Liveで読み間違えなどの場合は、さて置き、映像にナレーションを付ける場合に・・・、つまり、原稿があるであろう場合、アフレコであるにもかかわらず、おかしな表現がある。

「原稿なんて無いんで、ナレーターのマンマでOKしました」
とか言う、余ほどのことナレーターに番組の命運を預けた、そんな特殊なケースなら、許したくは無いが許さざるを得ず・・・意図して多少の長き物に巻かれてみてもと思うところだが。

収録を止めて、リテイクが十分に可能な状況で、今日の
「人気、爆発中」
は、許せない。
大きな声では言えないが、あの・・・CXでのこと。

そこで言いたいこと、伝えたい気持ちは90%くらいまでなら汲むことはできるが、でも、「公式なナレーション原稿に基づいた、プロのナレーション」で、1%も誤ってならないと思うのだが、さて。

この例なら、
「人気、沸騰中」
が正しかろう。

「爆発」という「急速な膨張を言い、一般的には気体の急速な熱膨張を指す」・・・つまり、その瞬間的な「熱膨張」が「中」という言葉で、連続的に継続している状態のことを、僕は想像することができない。

Liveでない限り、ナレ録の際に原稿にNGあるいは?を出して、リテイクまたは確認して先に進める限り、この可笑しな表現はなかったはずだ。

そもそも、こうした「可笑しな表現」からもたらされる、意外な効果を狙った上でのことならまだしも、この例に見えるとおり、大概は「誤用」や「乱用」による場合が多い。

「言葉は生きている」
とか、もっともらしく言われることが多いが、しかし、その時点での確かな「正」と「誤」、「生死」を指摘できる、中心線のようなものが必要と思う。

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孫 & ジョブズ

(私にとって)久々にスティーブ・ジョブズの名前を見た、と思ったら、それはソフトバンクとアップルとが携帯で提携する・・・という話題でだった。
ただ、別に驚くことではない。
これまでにも、 iPod が何処とくっ付くかでザワザワしていたわけだし、たしか丁度2年前には、ひと騒ぎあったことでもある。

騒ぎとは、ソフトバンクとアップルコンピュータがiPod内蔵型携帯電話を日本市場で発売するという一部報道に対し、一方のソフトバンクが
「報道機関の憶測記事であって、その内容はソフトバンクが機関決定し発表したものではない」
との見解を出した経緯のことを指す。

ここで「機関決定」とは、何か?
要するに経営の最高意思決定機関たる取締役会のこと。
ここで決まった事柄を指すわけだから、
「そんな大事なこと(かどうかは、各社の判断だが・・・)が取締役会で決められたわけではないのに、それって報道機関の勇み足でしょ!」
と言いたげ。

そんなこんなで、出ては消え、消えては出ての話題が故に、
「やっと話がまとまったの?」
あるいは
「今度も大丈夫?」
というのが正直な感想だ。

しかし、それにしても孫とジョブズの組み合わせは魅力的だ。
どんなiPod内蔵携帯が発売されるか・・・などと、その製品に注目する以前の話題としてのこと。

ジョブズといえば思い出される。
あのMacの供給に際して、いわゆるMac-OSのみとするのか、それともハード、つまりOS込みのPC本体と合わせてとするかの選択があったと聞く。
ジョブズはPC供給の途を選択し、その当時にはMacユーザーをして「似て非なる粗悪な模倣品」とまで揶揄せしめた、あの「窓」が後々に市場を席捲するを許してしまった、とされている。

ただ、その当時から一貫してPC本体をも含めたAppleのデザインは、工業デザインとして極めて優れていたし、PCとは外形をも含めた機能美・様式美の総合的な作品と言わんばかりのこだわりに惚れた・・・そんな"ジョブズ教の信者"が大勢いたことも確かだ。
その延長線上にあるiPodが、「携帯」できるという唯一の接点を頼りにソフトバンクを相手先に選んだのは、さて、如何なる理由からか?

私なりに両経営者の「意気投合」といった、結構、浪花節的な部分ではなかったかと思ってしまう。
ジョブズが浪花節を知っているかどうかは知らないが。
両氏とも、月並みな言い方をすれば「時代の寵児」として注目を集め、多少の分野の違いこそあれ、少なからず共通点がある中で、「先見性」という点において天才的であることに異論を挟む者はいない。

きっと、将来を見渡す両氏の視野の中に、「同じ何か」が見えたのではないか?

コーポレート・ガバナンスだとか、企業経営における小難しい仕組みを説く者が多い中、その必要性を認めながらも、
「発想や先見性までも統治することはできないのだ」
ということを痛感した。

果たして、両者とも今回の提携に関する機関決定に際しては、
「息が合うから」
などという、非論理的な、理屈じゃない理由が、その説明に持ち出されたのではないかな?

ソフトバンクもアップルも、そんな会社の雰囲気を、まだ保っていると思うよ、ホント。

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2008年6月3日火曜日

開幕間近! EURO2008

EURO2008とは、4年に一度、ワールドカップの中間年にUEFAが主催して行なわれる、ヨーロッパのナショナルチームNo.1を決める大会・・・その2008年版ということ。
言わずもがな、サッカーの世界での話だ。

わが日本チームに置き換えるとすれば、全日本というか(古い…笑)、オールジャパン(これも、古い…笑)というか、要するに日本代表チームが出場するわけだから、ヨーロッパでは国を挙げてそれは多いに盛り上がることになる。

ところで、僕の旧来の友人のことで恐縮だが、あのEURO1984…、プラティニが活躍したフランス大会のときに、「6月の花嫁」とか何とか甘いことを言って、「わざわざ」6月に結婚式を挙げておいて、そうとは知らない(?)新妻を連れ立って、新婚旅行を「わざわざ」フランスに決め込んだ。
ちゃっかり、決勝戦(フランス2-0スペイン)まで観戦してご帰還。
そんな輩がいるものだから、この時期になると、いつもそのことを思い出してしまう。

さて、余談はおいておき、今回のEURO2008についてだが、先週の日曜日(6/1)にWOWOWで無料放送をやっていた。
思わず、その番組の大半に付き合うことになった。
僕は大好きだから苦にならないけれど、女房殿もご丁寧にも付き合ってくれて、最後の映画まで見終わって一言。
「おもしろいね」
だって。

長年、夫婦やってて、今頃気がついたのかい?
そう思いながら、今年も先の友人の話をしてあげた。
そしたら…
「もう、何度も聞き飽きた…」

さて、EURO2008の告知はもちろんだけれど、WOWOWがその人気にあやかって、契約の促進を図るべくプロモーションを行っていた。
Web限定動画のURLへのリンクを貼っておくから、ここからどうぞ。

 ⇒ http://www.wowow.co.jp/guide/euro/index.html

国名を漢字で表記して、それをクイズにしてしまったり…、この辺りは知的好奇心という意味で、おそらくサッカーファンならずとも興味がありそう。

しかし、いかにも狂信的なサッカーファンなんぞは相手にしてなさそうな(笑)、とてもダル~いタイトルのPVが並んでいて…。
まぁ、サッカーの底辺拡大という意味では、まっ、これもヨシ!。

というわけで、企画のコンセプトを尊重して、どんどんやっていただくことにしよう!
ひとりでもサッカーファンが増えてくれたら、そりゃそれで結構なことだから。

これを機会に、サッカーもワールドカップだけじゃないことを、よくよく知らしめたいものだ。

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