2008年6月15日日曜日

今週は梅味噌と梅サワー

季節柄、先週に引き続いて梅の漬物シリーズです。
先週は阿南町の小梅を、そして、今週は下條村の中梅と大梅を頂きました。
2週連続で、皆様方には感謝です。

それで、今週は中梅を「梅味噌」に、大梅を「梅サワー」に仕込むことにしました。

梅サワーは以前に試したことがあって、雰囲気は分かっていました。
初めてだったのは「梅味噌」
初めて…と書きましたが、実のところは先週のこと小梅を甘酢に仕込んだ際に、残った500g程度をものは試しと仕込んでありました。

それで、本当は
「1ヶ月ほど漬け込んで…」
と書いてあるのにも関わらず、かなりのフライングを承知で一昨晩のこと、味見をしてみたのです。
これが、実に美味い!
味のレポートや使い道は後ほど書きますが、見た目のイメージ(笑)に反して予想外の味だったのです。

というわけで、それに味をしめて、今度は試しにではなく正式に仕込むことにしました。
レシピは次の通りです。

■ 梅味噌 ■

【材料】
中梅    1Kg
信州味噌 1Kg
三温糖   1Kg

漬け込んだ直後はこんな状態です。

【作り方】
① 梅は一晩アク抜きをし、ヘタを外します。終わったら、サッともう一洗い。
② 広口の瓶に材料を、と言っても3点を合わせて入れます。
③ 食べごろは1ヵ月後と聞きましたが、梅を食べるわけではないので(?)、少々早めでも目的に応じて使えると思います。最終的には、「梅を全て取り出す」ことになるそうです。


3~4日で梅酢が味噌と砂糖をまろやかにします。

【使い方】
驚いたことに、まだ1週間程度しか経っていない先発の小梅が、実に甘酸っぱい梅の香りを放っています。
レシピには
「ドレッシングにいい」
とだけ書いてありました。が、用途は広そうです。
この甘酸っぱい味噌をからめて、「ネギヌタ」やボイルした温野菜の和え物などに、ナカナカいい味を出してくれるのでは、と思います。
その他に、
冷奴
こんにゃくの田楽味噌
ショウガ焼き風に焼いた豚肉のつけダレ
など、いろいろ使えると思います。

ちなみに、金曜日の夜に「恐る恐る」試したのは、次の「思いつき梅味噌丼」。実にカンタンなレシピです。
① まず、豚ロースの薄切肉を多目の梅味噌と少々の醤油とからめたタレに、30分程度漬け込んでおきます。(後で思いましたが、醤油は無くても梅味噌だけも十分いけると思います。この辺りはお好みで。)
② これをしょうが焼きの要領で焼き上げます。(多少、厚めの肉でもいけます)
③ 丼ご飯の上に千切りキャベツ適量を敷いて、その上に②を載せ、フライパンに残った梅味噌のタレを掛けます。

思いつきだったわりに、意外と秀逸な味に出来上がり驚きました。
この梅味噌がもう数週間先に、どのような味になっているのか楽しみです。

ちなみに、梅は頂き物ですが、味噌と砂糖は特別なものである必要はなく、物価上昇の折とはいえ、大した金額にななりません。
たまたま棚にあった三温糖を使いましたが、ザラメや白糖でも構いません。


■ 梅サワー ■

さて、梅サワーは結構、一般的なようで、レシピも数々あるようです。そこで、わが家の備忘として記しておくことにします。
ただし、備忘と言ったって、たったこれだけです。

【材料】
大梅   1Kg
米酢   1升(1.8リットル)
氷砂糖  1Kg

材料を全部混ぜて、3ヶ月程度寝かせておくと出来上がりです。
こちらも酢と氷砂糖の金額は500円ちょっとですから、大した額にはなりません。
これで、安心・安全な自家製の飲み物が出来上がるのですから、本当に大助かり。


梅を提供して下さった皆様方、ありがとうございました。


というわけで、お陰様なことに今年は大中小の各種の梅を取り混ぜて、しかも、3種類の変化に富んだ味が楽しめそうです。

くれぐれも季節の恵みに感謝です。

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