2008年3月13日木曜日

地域医療と医師不足

限界集落が定義され、関心を集める中で、地方・地域の崩壊が叫ばれ、地域医療の再編や医師不足の問題解決が求められている。

中には限界集落を云々する以前に、例えば産婦人科医療のように自治体が経営する病院(行政組合立などを含む)においても、診療を止めざるを得ない例さえある。

医師の絶対数が不足していることに加えて、医師の大都市集中は既に医師個人の問題を超えているとも言えるのではないか。

民間の病院経営は資本主義的な弱肉強食の世界にさらされる中、一方で地方行政を主体とする公的病院の再編、再配置は、いわゆる民間病院をも取り込んで抜本的な解決が求められるところだ。

さて、そうした医師を募集する、求人情報に関するネットワークがあるとのリリースがあった。
それとて、募集と応募・・・需要と供給が成立する範囲内でこそ成立する契約の構図なわけで、では、そうしたネットワークがありながら依然として、いわゆる人気の外にあるといわれる地域医療、僻地医療はどうなるのか?

今こそ「赤ひげ」や「Dr.コトー」が求められている。


<おしまい>