2008年4月11日金曜日

その後に思う盗作事件

最近、Google 検索から訪問数が増えたことに気づいた。

もともと泡沫ブログであるからにして、そんなにアクセス数が多いわけでもないから、リンク元のURLにGoogle という文字が含まれていると、非常に目立つのだ。

では、どんな検索キーワードで…と見てみると、「テレビ、小説、新聞」などに続いて「盗作、
オマージュ、パロディ、 トリビュート、インスパイア、リスペクト」などのクロス検索の結果と考えられ、どうも当ブログは後者がヒットされる原因らしい。

ためしに…と、一つ検索してみたら、なんとその組み合わせにおいては、検索結果のトップに表示された。

そして、そこには先に記した盗作事件の記事がインデックスされていた。

まぁ、トップに来たことなど、どうでもいいが(とは言うものの、内心はちょっと感動)、当方のブログなんぞがヒットするとは、何か盗作やその辺りに関する事件でもあったのか、と考えてしまう。

が、改めてこのあたりのことをブログをたどってみてみると、同様の事件が多数あることがわかった。

先の事件の際には、私自身が被害の当事者であったから、そのことだけで周辺の事情など確認する余裕も無かったし、そのことが解決すればそれで落着の雰囲気でいた。

ところが、他の事例における被害者氏においては、たいへん丁寧に事件の内容から、後の経過、処置に至るまでトレースされている例があり、私の対応との違いを見せ付けられた気がする。

私の場合も、「盗作されてるよ」の通報をもらってから決して何もせず、ただ傍観していた訳ではなく、記事の依頼主への通報の他、警告の意を込めて当ブログに事実を報告するなどした。

しかし、他の例によれば盗作者に対する非公開コメントを利用した盗作者本人に対する警告のこと。その警告により該当する記事の削除など求めた様子が記されている。

結果、該当の記事が削除されただけではなく、ブログそのものが無くなっていた例も報告されていた。

なるほど、他の当事者諸氏の徹底的にやっている姿に接して、当方少々恥ずかしくもなった。

しかし、見方によれば、削除の件とて良心の呵責に耐えかねて…の筋書きとも取れるが、穿った見方をすればデジタルデータのことだから、またぞろいずれかのフリーブログで生き長らえている…とも考えられ、デジタルが故の根深さを感じざるを得ない。

中には、その報告記事の時点では「数回の警告にも関わらず削除されていない」というケースもあって、今になって深刻さを痛感した次第だ。

さて、どのような理由でブログにおいて盗作が行われるのか。

盗作した者がどのような立場、出所なのかも分らぬままに想像を巡らしても、ここでは徒労に過ぎないだろう。

しかし、考えるに、従来からの「自分だけの日記」に盗作はあり得ないことで、仮にあったとしても被害者も実害もなく、そもそも盗作とも言えない。

とすれば、第三者が読むことを、当の筆者が予定し認識した上でこそ起こり得ることになる。

「盗んでまで載せるなよ」

と思う裏には、盗むことによる有形無形の利益が潜んでいるからに違いない…とは、浅薄か?

例えば、ブログにおけるネタづまりが言われるが、ネタ集など紹介されている例も多い。

だから、ネタにつまっても、内容までも「イタダキ」の理由が解せぬ。

と、いろいろ考えてみたが、この場限りでは盗作する側の心理にまでは迫れそうもない。

ただ、文章のことだけではなく、画像など平気(か、どうか確かめようがないが…)でブログ、掲示板に貼られている例など、垂直、水平両方向に深さと広がりを見せているには唖然とせざるを得ない。

かつて、ラジオの対談番組を本にしたときのこと。出演者が大勢いたものだから、二次使用の処理についてステーション・出演者のOKどりに苦労したものな…などと、振り返ってみるけれど、そんなこと考えてみても始まるものでもない。

<おしまい>