2008年5月31日土曜日

らっきょう漬で[実践China Free]

特に食料品について敏感になっているChina Freeの傾向だが、わが家では「らっきょう漬」でこれを果たすことになった。

これまでも、食品売り場ではカゴに入れる前に商品を手にとって、裏返して表示を確かめることが習慣になっていたが、さらに念には念を入れて確かめるようになっている。
賞味期限とか消費期限のほかにだ。
その結果、例えば「丹波産の黒豆」と思い込んでいた商品が、実は「丹波産の"種"」を使って、中国で生育・収穫した商品だということが分ったこともあった。
よくよく表の商品名を確かめると「種」が丹波産と読み取れる表示があるのだが。
これはもはや東スポの一面を飾る芸能スクープ(?)みたいなもので、
「△△、ついに結婚……か?」

「……か?」
に相当する。東スポについては、怒るというより、笑うしかないが、こと食品の表示に関する限り、この手の手法は断じて許してはならない!

だから、購入する・しないを判断することとは別の意味で「楽しみ」が増えたと思っている。
この例のほかにも、小さな発見があって、食品売り場を流して歩くのは暇つぶしにはもってこいかもしれない(笑)

本論に戻って…


地元のJAで、地元産と表示された土付きの「らっきょう」を手に入れた。
(土付きのPh.素材を撮り忘れ。ザンネン)

まずは試しにと、600グラム。
NHKの「今日の
料理」のレシピを頼りに、酢の調合から段取りが終わり、漬け込んだ。
なお、作業の主体は女房殿で、私はレシピの講釈と分量の換算及び記録係に徹する。

既に調合された酢も売られていたが、分量と価格の関係から計算して倍と半分。
だから、ふつうの酢を買い求めて、手間をかけた。
手間と言ったって、レシピにある配合により指定された調味料を混ぜるだけなんだから。
同じ量目で2倍の価格は高いとしかいいようがない。
庶民はこうして、外部用益を頼まずに、時間と労力を費やしてコツコツと節約に努めるしかない。



さて、ひとつ摘まんで生味噌をつけて、作業中の麦酒のアテにと口にしたら、ピリッとした刺激が味噌の味に溶けて実にアルコールに合う。
エシャロット…だなどといわずとも、らっきょうに生味噌…のネーミングが性に合う。

漬物として口に入るのは早くて2・3週間後になるというが、待ち遠しい。

ちなみに、昨日の食品売り場(3店舗)で、国産のらっきょうを使って、国内で生産したとの表示がされているらっきょう漬けは店頭に無かった。商品として存在しない、という意味ではないが、当地の大規模店舗の食品棚には無い。

ネットで検索したところ、メーカー直送などで、そうと謳った商品が存在することは確認できた。ただ、金額は500グラムで3千円、特価で2千円前後と外国産とは10倍見当の価格差だ。

昨日の原材料費だが、家人の労務費を除く直接材料費は概算、以下の通りだ。

土付きらっきょう:400円(600g) / 酢:80円(2カップ) / 砂糖:15円(100g) ほか昆布や唐辛子など:大雑把に100円 / ⇒ 合計595円

というところであろう。
労務費は先のとおり庶民の節約感覚で算入しないとして、内容量500g見当の自家製安全らっきょう漬けが600円で食べられることになる。


ついでに、庭に生えている茗荷を摘んできて、白いところを例の酢で付けてみることにした。
季節になれば茗荷の酢漬けは毎年のことだが、はじかみ(芽生姜の酢漬け)のように使えないかと、試してみることにした。こちらは後日のレポートにしよう。

※困ったことに、人から頂戴した中国産のらっきょう漬け(1kg入り)が2・3度手を付けただけで、大半が冷蔵庫に眠っている。あの中国餃子事件発覚以来、手付かずのままなのだが、さてどう処理しようか。

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