2008年1月10日木曜日

リアプロジェクションテレビ(Rear Projection TV)

リアプロジェクションテレビ(Rear Projection TV)の光源を交換しました。

そのTVはE社の製品で、2005年4月購入ですから、2年と8ヶ月経っています。

リアプロジェクションテレビとは、ご存知でない方のために一言だけ触れますが、外見は厚さの点を除いて液晶だとかプラズマなどの大型画面のテレビとはあまり大きな違いはありません。
ただ、仕組みが全然違います。

プロジェクターというと前面に画像を投影しますが、略してリアプロは後ろから投影して前で観る…雰囲気お分かりですか?

要するに障子に「幻灯(Magic lantern)」を写して、その障子の裏側から観るようなもの。
幻灯と言って更に分かりづらくなったかもしれませんが、そう…スライド写真とか影絵、そんな雰囲気です。
もちろん、例え話のうえのことで、まさか幻灯機や影絵に映してでテレビを見ているわけではありませんよ(笑)

だから、かなり強い光源から発せられる類の光には弱く…、つまり光負けすることや、若干角度をつけて「ハスに構えて」眺めると上手く見えなかったり、画像を構成する素子そのものが自ら光を発する仕組みである液晶やプラズマと言われるテレビに比べて弱いところがあります。

でも、日常の照明環境で正面から観るにはまったく不満はありません。

さて、本論ですが、購入した際に光源であるランプの劣化に伴う交換が必要である旨は理解していたのでしたが、5~6年はもつとたかをくくっていました。
ところが、ほぼその見通しの半分しか経過していないのに、年明け早々に光源の交換を促すランプが点灯したのです。

見通しの根拠はこうです。
交換の目安が1万時間…1万時間といえば、1日5時間の視聴をして2000日。
これは単純計算で5年と5~6ヶ月。

その見通しの半分と言うことは、これまた大雑把に計算して1日10時間、観ていても観ていなくてもTVが点いていたことの証明でもあります。

TVの機能として、この1万時間の目安を積算するアルゴリズムが仕組まれている様子ですから、それに狂いが無い限りは、その事実を厳粛に受け止めるよりほかありません。

ただ、いきなりその事態を受け止めることができませんでした。
要するに製品の異常じゃないの? って。
即クレームだ…なんていう勢いでした。

だって、24時間しかない1日のうちの10時間です。
まして健康的な睡眠時間を除くと、16時間のうちの10時間。
それも1日平均ですから、明らかに旅行などにより家を空けていた時間のマイナス累積時間を計算に入れると、テレビを点けていたとされる1日当たりの平均視聴時間は10時間を超えることが明白なわけです。
驚くよりほかありません。

食事しながら…なんて朝飯前のこと、否、当たり前のこととして、本や新聞を読みながら、インターネットしながら…、そうした中でも点けていなかったら達成(笑)し得ない時間ではないですか?

年明け早々から、図らずもわが家の生活スタイルを再認識する契機となった模様です。

よくよく考えれば、日中はともかくとして、夕食時過ぎから映画・映画…と1時、2時の夜更かしをしていれば、それだけで簡単に5~6時間は累積するわけで…、そう思えば積算は正しいのでしょう…というのが当面の結論となったわけです。

いかんいかん。


<おしまい>