2008年7月7日月曜日

すももジャム

まず、出来上がりの写真からご披露します。

容器は不揃い、多少の大小の差はありますが、瓶詰めで15本です。
熱湯消毒し
た容器とは言っても、ジャムそのものは、もちろん防腐や酸化防止の処理など、一切してありません。どの程度、保つものやら不明です。
冷蔵庫に容れて保存しますが、
いずれにせよ急いで食べなくては・・・

値段の高騰のため、ここのところ遠ざかりがちだったパン食の頻度が増すかもしれません。



既にご紹介した、火にかける直前の様子です。
複数のレシピによれば、ひたひたに水を足すとするものもありましたが、わが家の場合は少し置いておいただけで果汁が上がってくる様子が分かりました。
というわけで、水は一切加えません。



果肉と種とを外すような感覚で、ヘラで軽く突きながら、かき回せながら弱火に掛けていると、次第に皮が外れ、種が外れ、鍋肌から細かな泡が立ってきました。
煮詰めるにあたり、特に注意したことは、
「焦がさないこと」
これだけです。



鍋の中で煮詰まってきた果汁の色が、だんだん濃くなってきました。
種が外れたと思われることを見計らってグラニュー糖を入れます。
よく解けるように、ゆっくり掻き回せながら、様子を観ながら結局3回に分けて入れました。



煮詰まるにしたがって、果汁の色がますます濃くなってきました。
ブルーベリーのような色合いです。
この頃になると、果肉から外れた種が表面に浮いてきます。次第にジャム化して、比重が大きくなってきている証拠でしょうか。
指先に採って舐めてみると、まず酸っぱさが勝って、後から甘味がやってくる、という感じです。



レシピに拠れば煮詰める時間は1時間程度とありましたが、なんだかんだで今回は弱火でほぼ2時間。
まだ、鍋の中はまだショロショロの水っぽい感じが残っていますが、おそらく冷えることで、私たちが承知している、あのジャムの質感に変化することになるのでしょう。
鍋の中でジャムの質感が得られるかと思っていましたが、それは無理なようです。
家人によれば、
「イチゴやマーマレードの時と、少し様子が違う」
とのこと。
レシピに記されている「火から降ろす頃合」とは、異なりますが火を止めました。

火を止める直前に、種だけ取り出してておきます。
(この種を水に浸けておくと「すもも水」ができるそうです。早速、やってみます)

これで完成です。



出来た、出来た・・・と喜んでおりましたら、鍋の中に完成した写真を撮影するのを忘れてしまい、いきなり冒頭の瓶詰めの写真までジャンプすることになってしまいました。

一晩置いて、朝食は当然のこと、すももジャムのトースト、すももジャム
を加えたヨーグルト、食後のデザートにすももの実・・・すもも・すもも・・・尽くしです。

これまでに口にしたことが無い酸味が立った、しかし、程よい甘さとバランスした、上品な味と香りのジャムです。
心配していたトロ味の質感ですが、一晩冷ましたことで予想通りの立派な「ジャムの質感」に仕上がっています。
むしろ、添加物などでジャム感を調整しているとされる市販のものより軟らか目なことから、パンの上では滑るように気持ちよくのびてくれます。

というわけで、「すもも」の収穫に始まり、「すももジャム」に終わった週末でした。

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