2008年7月6日日曜日

続 わが家の「すもも」

一昨日に続いて今日は朝から「すもも」の収穫です。

前回は夕方も随分遅くのことで、高い所などの作業は危険と思い、とりあえず手の届く範囲のことにしました。
あれから丸1日半。
そのときには部分的に緑がかっていたわが家の「すもも」でしたが、昨日1日、梅雨は明けないものの気温30℃超という真夏を思わせる陽の光を浴びて、しっかり完熟。収穫時期を迎えた様子です。


少ない経験から申し上げることですが、本当に完熟していると、意識して実を「捥ぐ(もぐ)」というよりも、ほんの軽く触れただけで柄から実が零れ落ちてくる、そのこ とがよく分かります。ですから、少々熟し方が足りないと、捥ぐ際に少し力を入れて捻ったりする必要があります。それも、だんだん慣れてくると力の入れ具合によっ て、その実を収穫するか、しないを見極められるようになります。
(ただし、農家が市場に流通させる場合には、消費者の手元まで届くであろう日数など勘案して、相応の期間分だけ早めに収穫するのでしょう。仮に、いまここに記したような、わが家の物差しで計って出荷することにな ると、おそらく1~3日後には、実が熟れ過ぎて表面の皮が破れてしまうでしょう。たしかに、一昨日に収穫したもののうちに、いくつも"腹切り"した実がありま した。)

あれから、たったの2日間だけのことですが、わが家はにわかに「すもも」の自家栽培"家"になってしまったような雰囲気です。

成果は、竹の笊に3杯。1杯が1.5Kg見当でしたので、今日だけで5KG近くの収穫があったことになります。前回のものを含めると、ここまで7Kg超に及びます。
さて、未収穫のものを含めると…、本年の結果はどれほどになりますでしょうか、楽しみです。


この思いがけない収穫の使い途ですが、あれこれ検討の結果、2~3日分の生食・お裾分け用を残して、他は「すももジャム」とすることに決定。その結果、グラニュー糖2Kgに対応する量の「すもも」をジャム用に選別しました。

WEBサイトには、「すももジャム」の作り方として数多くアップされていて、かえって驚きました。
まったく現金なもので、見向きもしなかった折には知りもしなかった「すももジャム」が、1日2日のことで急に現実味を帯びてくる、妙な縁です。


生食用にキズのないもの、色艶のいいものを選び出し、残りをジャム用として分別するために、ひとつ一つを丁寧に手にとっては調べ、ジャム用のものは包丁でキズ付いた部分を外すなどして、十文字に切れ目を入れました。
レシピを見ると、その多くは「手で潰す」、「器具で潰す」などして、火を通す時間を短くするように、と書いてありますが、わが家の「すもも」では、十文字に包丁を入れる作業のうちに、手の中で形が崩れたり、タネが外れたりするほどに熟していました。


グラニュー糖の量ですが、レシピにより「すもも」と同量とするケースから、同じく8割~6割の量とするケースまで、かなりの幅があることが分かりました。
わが家では、素材が完熟していることから、市販の「すもも」より糖度が高いであろうことを勘考し、また、糖分控え目を考慮に入れて、「すもも」の量の6割相当のグラニュー糖で作ることに決しました。
「すもも」の量にして3.3kg。(大きく深い、わが家の鍋のほぼ半分程度にまで達しています)

ご覧のとおり、わが家の「すもも」は大きな鍋の中で、煮詰められ、砂糖が加えられるのを待っています。

というわけで、出来上がりについては、当ミッションが成功裡に完了することを期して、後日レポートすることにします。

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