2007年5月7日月曜日

トラックバックとRSS

ブログの特徴とは何なのか?

私なりにリンク(トラックバック)とRSSだと考えている。
当Bloggerのサービスにおいてはリンクと呼ばれているが、一般にはトラックバックと称した方が理解しやすいようなので、今回のタイトル以降、拙所ではトラックバックと記すことにする。

この2つにより、従来のコミュニティサービスが技術的に解決し得なかった問題を解決されたといっていいだろう。つまり、良し悪しは別にして、ユーザーがコミュニティーに閉じ込められるという問題である。

トラックバックは、サイトを跨いで読者の興味を次々とつないで行く。
RSSなら登録したサイトを訪問をしなくても、つまりサイトを横断して新しい更新を知らせてくれ、しかも、コンテンツを提供してくれる。

これらのことは、コミュニティーという概念を超えて、新しいユーザーがサイトを訪問する流動化のチャンスを増加させるものである。

だから、ブログのそもそもの仕組みを考えると、ブログのユーザーは既存のサイト、つまりホームページなどのユーザーに比較して「流動性」が高い。よって、特定のホームページへと読者を誘導し、固定化しようとする従来からの広告スタイルとは異なるように思われる。

なぜなら、ブログがゆせに流動性の高いユーザーに対して、これまでと同様の考え方で広告を提供しようとすることに無理があり、無理を押すことにより広告効果が低下する、反面、広告費が上昇することを招くであろうからだ。

そのことにより、ホームページとブログという同じインターネット上で展開される事象ではあっても、今日のブログブームをこれまでのビジネスチャンスの延長上にあるものと理解することには少々無理があり、したがって、無駄を生じる可能性が高いと考える。


<おしまい>