祝 BSデジタルTV局 開局!
さて、先に拙稿で触れましたBSデジタルの開局に関する続報です。
この件は、昨日つつがなく本放送が開始された様子です。
とりあえず、おめでとうございます…というわけ。
さて、その第一印象は…?
自分で、自分のことを大人だと信じ込んでいる、この私が申し上げるのは、
たとえば、子供さんが何かを評して
「子供っぽい…」
と言っているようなもので滑稽な気がしないでもなく、正直申し上げて少々気が引けるのですが、恥を忍んで
「大人っぽい…」
と思います。
初日から、それぞれの局に、各独特の「色」を感じることもできましたし。
◎BS11デジタル : http://www.bs11.jp/bs11.html
◎TwellV : http://www.twellv.co.jp/index.html
前者は、映像技術に関する挑戦的な試みが随所に見られ、あるいは、今後にそう期待させるものがあります。
主要な株主構成を見ても、然りと思います。
後者は、前者に比較すると平穏無事な感じです、いい意味で。
三井物産が100%出資…と聞くと、さもありなん。
人それぞれ、好き不好きがありますので、どちら派であっても結構なことですが、私は映像技術を駆使した新しいマーケティング・メディアとしての印象を抱くに十分な「BS11デジタル」に惹かれます。
さて、久々に「メディア」と記してしまったら、マクルーハンのことを思い出してしまいました。
TVとインターネット、いずれがホットメディアでいずれがクールメディアと定義されるや、当初に彼がそう定義した当時と、特にテクノロジーの上に成り立っているメディアについては、イノベーションとともに変質しつつあって、したがって、定義も変わったように思えます。
そもそも、いずれもがメディアとして、それぞれの特性を生かしたメッセージ性や表現が成り立ちさえすれば、互いに覇権を争ったり、そのために干渉しあうことは無かろうかと思うのですが。
ただ現実には広告の出稿先として、その予算の向け先を争うことになると、そうも言っておられないでしょう。
一枚のパイの大きさが決まっているとすればの話ですが、一方がたくさん食べたら、もう一方は腹を空かすことになるわけで。
地上デジタルだとか、BSだ、CSだ…と言ってみても、所詮TVという内海のこと。
ただ、今般開局した両局が外海に打って出て、今後にインターネットとどう絡み合うのか、合わないのか。
カウチに座って、ポテトチップならぬ煎餅でもかじりながら、ゆっくりTV観覧といきましょう。
<おしまい>
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