2010年3月21日日曜日

アンバー #34

「#34」

本当に久しぶり、実に三十数年ぶりのことだがその記憶が蘇った。

「#34」とは舞台照明で使用するカラーフィルターのナンバーのことで、アンバー34なんていう音の記憶と共に、そのフィルターを介してホリゾントに映し出された照明効果のことを鮮明に覚えている。

切っ掛けは、三十数年前に通っていた高校で所属していた演劇班のミニ同窓会でのことだった。

1ヶ月と少し前のことになるが、高校の同年会で久々に出会った当時の演劇班の仲間が、仲間に声を掛け、また仲間を呼び、私を含む6人が集まった。

称して「演劇班ミニ同窓会」と。

同窓会と言っても、私自身の活動歴はあまり自慢のできるものではなかったから、話が持ち上がったときには、正直なところ年甲斐もなく気後れしていた。

3年間という、今思えばたいへん短い期間の中でのことで、特に私の場合には1年生の途中に参加して2年生の後半には、はっきりとした区切りも無いままに、いつの間にか辞めていた、そんな中途半端な状態だったものだから、曖昧で正味1年半にも満たない活動歴だった。

だから、出会うことができた仲間の数といえば当然のことだが限られて、今回の集まりでも卒業・入学という出入りの関係もあり、縁あって初めて顔を合わすことができた演劇仲間もいた。


さて、演劇班の同窓会とは言っても、最近の演劇事情に関する話題や当時にこそ活発だった演劇論のことなどからは程遠く、したがって、自ずと昔話に花を咲かせることになる。
恐らくだが、誰しもここで演劇論など戦わせようなどというつもりでは参加していないはずで。ここの場で、もしサルトルだ、ボーボワールだ、実存主義だのをテーマにあれこれ始まったら、どうしよう…、なんて微かに思いつつだったから、とてもホッとしたし、気負っていた自分に気付いたら、少しだけだけれど反省しつつ笑ってしまった。

だから、高校を出たあとに、ああしてこうして…の身の上話から、誰々さんの消息についての話など、小生の場合は三十数年分を一気にして、盛り上がることになる。

他の5人の仲間たちにとっては、私が、ほぼ突然に浦島太郎のような状態でデビューしたものだから、当たり前なことなのだが、それらの話題に集中することになった。
と、同時に相手方のそれに当たる話を、たっぷり伺うことができた。


そのような数々の話の中で、この日を切っ掛けに思い出したことがあった。

それは、地域の高校演劇活動の一環として、演劇の勉強をしようという企画があったときのことだ。
その企画とは、当地の、全国的に観ても極端に短い夏休みを利用して、田舎の演劇高校生たちがプロの演劇関係者を招いて、演劇の勉強をしようというもので、その年の当番校だった私たちの高校が、勉強のテーマとして「舞台照明」を担当したときのことの話だ。講師は劇団M芸で照明美術を担当されておられるH氏。

記憶は、勉強会の開催される前日のことから始まる。

待ち合わせ場所としていた当時の飯田駅で待っていると、たしかな記憶でトヨタ・セリカのクーペ1600GTだったが、1台の車が止まった。
当時の田舎の高校生にとっては、あまりにもカッコよすぎて、その分、記憶も鮮明なのか。
夕方の6時頃だった。
真夏の日ことだから、夕日とはいえ強い陽射しに映された自分の長くて濃い影のことまで覚えている。

「旅館にご案内します」
そう言ってすぐ後に、招き入れられた車の助手席に着いて、ほんの数分のことだった。
待ち合わせた駅から宿となった旅館までの、距離にして数百メートル、ゆっくり歩いても5分と掛からない、その短い時間、助手席の乗り心地は最高だったし、軽やかかな、そして乾いた独特なエンジン音が耳の奥に残っている。

宿では、あまり広くはないH氏の客室(その広さの理由は、高校生が精一杯できる範囲で予約した部屋だった)に通され、けっして緊張していたわけではないのだけれど、その狭さが故に畳の上に正座のままで車座になり、仲間4名でH氏を囲んで話をしたことを覚えている。
しかし、話の内容の大半は記憶が無い。
ただ、仲間のうちの一人が
「飯田までどれくらいの時間がかかりましたか」
という意味の質問をしたことに対して
「6時間」
と答が帰ってきたことは覚えている。
三十数年前、東京とわが町の時間的な隔たりは鮮明な記憶だ。

ところで、本番となった翌日のことだが、今日ではH氏から教えてもらったことの大半を忘れてしまった。ほんとうはここが大事なテーマだったはずなのに、だ。

出迎えに出たときのことや車の車種ことなど、どうでもいいことなはずなのに、楽しいことに現実の思い出とはそんなものなのだ。

ただ「#34」は別だった。

ロアーのホリゾントライトには、たぶんH氏が用意したのだったろう、#34が使われた。
そして、高校の講堂に組み立てられた狭い舞台だったが、狭いとはいえ舞台を横に貫いて余るほどの長くて太い竹製の竿に、麻縄で括り付けられたアッパーホリゾント。
舞台の両袖にいた仲間たちによりロープで引き上げられ、頭上の定位置に納まる。

熱を帯び、かすかなうなりを発するスライダックのつまみが、H氏の指図でゆっくり回り始めると、やがてホリゾントは見事な夕景に変化した。

もちろん、#34単体でのことではなかったろうに。
#34を介して放たれた光の色を忘れない。


H氏、飯田駅の陽射しの色、#34、映し出された夕景…


そんなことを思い出しながら
「アンバー#34」
と呟いたところ、即座に反応が帰って来た。
「夕暮れですね」
と。
一番若い初対面の仲間からだった。

すごく嬉しくて、とても幸せな気分だった。



さて、今回のような暖かな刺激に包まれたことは、ほんとうに久しぶりだった。
初めて出会えた仲間、三十数年を隔てて再会できた仲間、そしてこの素晴らしい切っ掛けを与えてくれた仲間、大切な仲間みんなに感謝したい。
再び、と祈りつつ。


またの日に、ぜひお会いしましょう!


<完>

2009年11月23日月曜日

八丁味噌で回鍋肉

手軽にできて、しかも、ちょっと和風の回鍋肉を作って見ました。

サイトにアップされているレシピを参考にしながら…試行錯誤の末に、甜麺醤に相当する「自家製の味噌」を次のように調合することにしました。
もちろん、お好みに合わせて…です。

この配合で作り置きしておくと便利です。

なお、豚肉は500グラム相当で、4~5人前の分量です。


■自家製の甜麺醤
・八丁味噌_____大さじ2
・酒________大さじ2
・砂糖_______小さじ4
・醤油_______大さじ2
・コショウ_____少々
・ごま油______大さじ2


<材料> 4~5人分

・豚バラ肉_____500グラム
・キャベツ_____2/3個

・ニンニク_____2片
・生姜_______2片
・長ネギ______1本


<その他、調味料>

・豆板醤______小さじ2


※豆板醤に代えて、自家製の甜麺醤を調合する際に、みじん切りにした唐辛子2本分を混ぜて、辛味をつけても結構です。


<作り方>

①豚肉はあまり肉で十分です。特別な部位でなくても、例えば…バラ肉なら最適です。食べやすい大きさに切って湯でさっと茹でます。茹でる際には、酒とネギの青い部分を入れたお湯を使うと、肉の風味が一層引き立ちます。

②ネギ・生姜・ニンニクをみじん切りにします。キャベツは、一口大に大きさを揃えて切ります。

③中華鍋に油をしき、キャベツを軽く炒めて取り出しておきます。

④茹でた豚肉を中華鍋に入れ、軽く焼き目が付くまで炒めます。

⑤生姜・ニンニク・ネギと自家製甜麺醤(小さじ2程度をとりわけ)を入れて炒めます。

⑥香り立ってきましたら、残りの自家製甜麺醤を入れて、取り置きしたキャベツを加えて炒めます。

⑦全体に調味料が回ったら、皿に盛ってできあがりです。


お試し下さい。


<完>

2009年9月23日水曜日

田作りでカルシウム



年齢と共にカルシウムが不足することが喧伝され、身をもってそれを感じるに至り、家人と様々な手法を試して参りましたが、今回はそのバリエーションです。

おそらく正月を見込んで、しかし、売れ残った「田作り」をベースにカルシウムを摂取しやすいとされる「酢漬け」を作ったわけです。

田作り:100g
梅酢:1カップ(+100cc程度で調整)
ダシ醤油:1カップ(わが家では「ビミサン」)
水:1カップ
(お好みで鷹の爪2本程度)

※写真は900ccを定量とする容器に詰めたものです。
※梅酢にはダシが加わって、さらに旨みが増して、例えば酢の物など他の料理に使えます。

そのままでも口にすることができる「田作り」ですが、こうすることで…要するに、一手間掛けることで、カルシウムの摂取量(可能?)がこれで3倍にもなるとかの風聞を得るに、こうせざるを得なかったわけです。

さて、朝昼晩と食事の際には、当分の間はこれがお供することになりそうです。

食べ進んだら、転地を入れ替えて新たな素材を継ぎ足していけば…永年使用が可能だとも思うのですが、果たしてそこまで好みが継続しますやら?

理屈はともかくとして、わが身と家人の健康のため…と思い、継続を旨としたいと心に決めたところです。


<完>

2009年8月29日土曜日

第45回衆議院選挙 熱闘40日間の果ては…如何に?

長いような…、でも、これまでの4年間のことを考えれば、極めて短いような…

第45回衆議院選挙が明日に迫りました。

投票日直前…最終日の様相は各陣営とも、それは必死の構えでしょう。
ご苦労様です。

でも…
「××をよろしくお願いします」
1日に4回も、同じ候補者の事務所から電話勧誘があったら…

浮動票たる投票行動は、この1日4回の電話勧誘に、如何に反応するでしょうか?

普段、穏やかな家人ですが、さすがに4回目には
「もう、結構です」
ガチャンッ!

私の反応は、敢えて、こうして、当ブログで書きたかった一存を察して下されば必然?…

そんな雰囲気です。

当選に向けて必死な行動とは、それはそれで理解できるけれど、まるでストーカーの迷惑電話然として、そんな回数の電話があったら、浮動票の行方は如何に?

たったの1票ですが、不快感を覚えた1票が、この1票だけだったでしょうか?

政治の世界でも十分にマーケティング手法を考慮している様子ですが、管理下に置かれた統率的運動をされたし。どうせ、複数の電話帳の使いまわしの結果かな?

必死の形相のおばちゃんが、電話を架けまくる様子は、すでに結果を暗示しているとも。

小生としては極めて冷静に…明日を待つことにしましょう。


<完>

2009年7月12日日曜日

大当たり! 信州里の菓工房にて

お世辞にも運に恵まれた人生とは言い難い我が夫婦のことですが、今日ばかりはささやかな幸運、というか籤運に恵まれたのです。

この11日にオープンし、今日12日と2日間、キャンペーンを展開している「信州里の菓工房」に立ち寄って、ほんのお付き合いの千円程度の買い物をし、500円で1回の福引2回の機会に恵まれたのです。

抽選は
「ガラガラガラ…ポン!」
「お・お・あた~りィー」
っていう、例のやつ。

まず、家内が1回目の抽選機。
直前の若い女性の二人連れが、連続8回の白い玉。

ところが、2回のうち1回目に、家内のポーンは、いきなりの「赤い玉」
「白い玉」つまり末等の連続を眺めていただけに
「何かが当った!」
そう直感した瞬間、抽選機の番をしていた男性が鐘を振り鳴らして
「大当た~り。1等賞で~す!」


3千円相当の「季節のデコレーション・ケーキ」をこの先1年間の間に5個貰える、その幸運を引き当てたのです。

ということは、今後1年間、最低でも5回は同店を訪問して、デコレーション・ケーキを受け取ることになるわけです。

家内曰く、
「この先1年の運を使い果たしちゃった!」

もし本当にそうであれば、最も身近な関係者としては、素直に笑えませんが。
でも、こうして当選したこと、それも1等賞という幸運を喜ばないことには、罰が当ってしまいそうですね。

さて、この店は栗菓子の恵那川上屋によるプロデュースとのこと。


これまでに口にしたことがある同店の菓子の数々が当地でもその店頭を飾っており、なんとも豪華な店構えに負けない商品ラインナップでした。

福引に当ったから言うわけではありませんが、良質な菓子を提供し続けてください。
期待していますヨッ。


<完>

2009年7月5日日曜日

梅漬 1週間後

先週末に漬け込んだ梅のその後です。

結果的に3キロの梅に対して、18%相当量の塩を加えたところ、ちょうど1週間で梅酢が上がって、昨日まではビンの底に溜まっていた塩が全て溶けてしまいました。



参考にさせて頂いている複数の「作り方」ホームページによれば、塩分量が少ないとカビが来る…とされていますが、塩分量の条件を満たしていることからでしょうか、今のところカビの心配はなさそうです。

数週間後には、土用干しといって、天日で2日ほど乾燥させることになります。
それまで、しばし待機の時間です。


<完>

2009年7月4日土曜日

めぐみ

7月1日の朝に、ささげの初収穫。
早速、朝飯に味噌汁の具として頂きました。



少々ピンボケ。



上手く受粉したようで、実が大きくなり始めました。
雌花が6つ。
ということは、上手く育てば6本収穫…となりますやら。



ベリートマトが、その形を現し始めました。
なんとなく、いや、たしかにイチゴの形をしたような。
商品名の由来なのでしょうから、間違いなさそうです。



<完>

2009年6月20日土曜日

家庭菜園

ズッキーニ
プチトマト
なす
ささげ

今年の家庭菜園(多くはプランター)のラインナップです。

ズッキーニは特に、我が家の夏の定番であるラタトゥーユを作ろうとする際に、スーパーなどで品切れのことが多く、買い求めるのに結構、苦労していましたもので、今年こそは栽培してみようということになりました。

写真の上3枚は、6月20日現在のもの。
同じく下3枚は、5月31日のものです。
月並みですが、大きくなるものです。



















プチトマトはすでに数個の花を付け、また、ナスも1個目の花が咲いたところです。
ズッキーニは、雄花・雌花と思しき花芽がいくつも着いて、あとは開花と受粉を待つところです。
ささげは、ネットいっぱいつるを広げ、チラホラ白い花が着いているが見えます。

苗だの種だので締めて1千円にも満たない程度の買い物ですが、成長を見守る、世話をする、そんな楽しみと、後々に胃袋を満たしてくれるであろう(?)期待感とで、なんとコストパフォーマンスが高いことか。

なにはともあれ、楽しみです。


<完>

2009年6月14日日曜日

今年も梅の季節

昨年の梅に味をしめて、今年も梅の酢漬けを作りました。

それまでは、梅といえば鸚鵡返しに「焼酎付け」という雰囲気だったのですが、昨年、酢で試してみて、大ファンになりました。

寿司でもするとき以外に、料理で酢を使う場合には、ほぼ梅酢を使っております。
また、漬けた梅の実は毎朝の食卓に並び、もう欠かすことができません。

さて、そんなわけで、今年はといえば、1年間で我が家が消費する無駄のない量を見積もって、小梅、中梅、それぞれ2キロづつとしました。

午前中に梅その他を買い求めて、午後には家人としばし作業。



小梅は①甘酢漬用に、中梅は②梅サワーに。
(サワーといっても焼酎付けではありません)



①梅の甘酢漬
梅   2キロ
穀物酢 5.5カップ
みりん 1.5カップ
砂糖  200グラム
昆布  25グラム
    (適当な大きさに刻む。細かすぎるとゴミっぽい。昨年の反省です。)
唐辛子 4~5本(種を抜く)



②梅サワー
梅   2キロ
穀物酢 2リットル
砂糖  2キロ

昨年は、梅1キロに対して酢を1升つまり1.8リットルの割合だったのですが、今年は他のレシピを参考に、昨年換算で梅1キロに対して酢1リットル、つまり、今年の酢の量は2リットルでやってみることにしました。雰囲気的には、昨年より梅のエキスが多く浸出するはず?
加えて、昨年は氷砂糖でしたが、今年は頂き物の砂糖がありましたので、こちらに変えてみました。



他意はありませんが、容器が昨年とまったくの逆。単に容量の問題だけだったのですが、妙なものです。

実は、土つきのらっきょも買い求めて、塩漬けにしたところ。
来週にでも、ゆっくり甘酢漬けなり、しょうゆ漬けにしてみましょうか。


価格メモ
小梅  300円/キロ
中梅  250円/キロ
穀物酢 278円/1.8リットル

合計で1,656円


<完>

2009年6月7日日曜日

名付けて「柿ぐるみ(?)」



家人が天竜峡のみやげ物店で買い求めた柿のオブジェ。
オブジェとは大袈裟か?
かと言って、「ぬいぐるみ」でもなさそうで。
なんと名付けて売られていたのでしょう。
当地の特産物である「市田柿」を模した格好ではなさそうで、では、いったい想定される品種はなんなんでしょうね?

いわゆる「ヘタ」の部分が、本物の柿のその部分を使っていて、その他は布と詰め物。

地元の皆さんの手仕事によるものだそうで、なんとも言いようのない、色と質感がホッと和ませてくれます。仕事から帰ったわが家の居間の食卓に、ちょこんと2つ正座した姿が馴染んでいて、大好きです。
絵的には、お母さん方が冬の夜長に囲炉裏の傍で夜なべ仕事、なんていうイメージがしっくり来ます。

ちなみに、1個500円だったそうです。


<完>

2009年5月5日火曜日

「たらの芽」の若葉

わが家の「たらの芽」ですが、芽を通り過ぎて少し大きくなった若葉を摘んで、御浸しにします。店で買い求めようと思っても、おそらく売っていない、とっておきの食材です。



苦味の効いた若さの立った香りとギシギシとした歯ごたえが新鮮です。
軽くサラダ油で炒めて、抹茶塩をまぶして頂いてもいけます。

<完>

本谷蜂屋柿

阿智の里、園原地区にて本谷蜂屋柿の巨木を観ることができました。


一抱えに余るほどの胴回りで、蒼く澄み渡った天に向かう偉容は、柿の木に対するこれまでの常識を超えていると言わざるを得ません。

<完>

2008年12月6日土曜日

Nimbus Dental toothbrush [ニンバスの歯ブラシ]


友人から、Nimbus Dental toothbrush を紹介され、5本入りパックを2袋・・・購入しました。
読み方は「ニンバス」です。
アメリカの歯科医師が開発したとか、聞きました。

「使い心地がいい」

と熱く語るその弁を信じて、無謀な買い物? とも思いましたが、2袋ということはいっぺんに10本・・・届きました。

これまで、さまざまな歯ブラシを試してきましたが、なかなか気に入った1本に出会ったことがありません。
これぞ理想の恋人に出逢えたような感じ・・・とは、ちと大袈裟かな?

さて、カラーリングは日本人の感覚からすると、やや主張が強くて、そう言われればエキゾチックな感覚。
しかし、磨き心地に影響があるわけでもなく・・・


グリップが大きく、安定して持ちやすい。
「エクストラ・ソフト」の名に違わず、毛はデリケートでしなやか。
ブラシは長短、2種類の長さで構成されていることが一目で分かります。

ヘッドが心持ち大きめなので、これまで小さなものを探し続けてきたことからすると、少々残念です。


ともかく、初めて試してみて、直前まで使っていた歯ブラシとの差が歴然です。
好き不好きがありますので、強要はしませんが・・・でも、柔らかめで毛足長めをお探しでしたら、確実にお試し候補の1本と思います。

ちなみに、写真の中の白い正方形は一辺5cmです。

<完>

2008年10月19日日曜日

ヘブンスそのはら 紅葉、真っ盛り


つい最近の新聞に
「ヘブンスそのはら」の紅葉のシーズンについて告知があった。
天気予報と相談し、10月18日を選んで、さっそく現地へ。
予想気温22℃、降雨確率は午前も午後も10%で、TVの気象予報士氏も
「最高のお出かけ日和です」
と。

朝方は、この時季、天竜川の川霧に見舞われたが、移動中の車中では見る見るうちに晴れ上がり、月並みだが、まさに「雲ひとつ無い、ド・ピーカン」
午前9時30分のロープウエイ乗り場前の駐車場は中京方面のナンバーを付けた車で、ほぼ満杯。
今日は、近隣のパーキングに確実にこぼれそうな勢いだ。


ロープウエイを降りてリフトに。
ご覧のとおり、リフト上から地面に映る影がクッキリと濃い。


【リフトを降りた付近の林】


今回は、当初から富士見台まで行くことを誓ってここまで来たが、バスに乗ってを予定していた。
10時発車予定に乗車を予定してきたが、ロープウエイ、リフトを乗り継いで10時少し前のバス乗り場には長い列。数台が運行している様子だが、生来の「待つこと嫌い」な性格なものだから、家人と申し合わせて、富士見台まで徒歩行に予定変更。



バスに乗っては、ゆっくりと見ることができない風景、感じることができない心地よい風、多少の無理を感じる身体への負荷など、しっかり堪能した。
途中、萬岳荘を経てゆっくり2時間掛けて富士見台山頂(標高1739m)到着。
12時数分前のことだった。
ウン十年も前のこと、中学生の時の学校行事で1泊キャンプ以来だ。
「富士見台」という地名ではあるが、たしか富士山を眺めることはできなかったはずで、家人にその旨を伝えたら残念そう。だが、致し方ない。

普段と見慣れない御岳山や乗鞍岳方面に向いて、眼下に中津川の市街を中心に眺める。
中央道を往来する車が点の移動にしか見えない。
なだらかな傾斜に脚を投げ出して座り、昼食を摂った。
手抜きを恥じながら、コンビニおにぎりと稲荷寿司・太巻きセットだったが、食が進む。
辺りは、5~60代の夫婦やその仲間が大半を占めていて、なんだか照れくさい気分だ。



50分間ほどだったが、山頂でゆっくりして降り始める。
登りの際は写真を撮る余裕など無く、結果的に復路に集中した。

森林限界だったかな? 山肌にはクマザサしか見られない。

復路はリフト乗り場まで萬岳荘からバス乗車を予定していたが、往路に見た順番待ちの行列の比ではない。結果的に、復路も徒歩に決めた。日向きの違いから、往路には見られなかった紅葉の表情がとても尊い印象だ。色づき始める唐松が日光に輝く姿は10日~2週間後の最盛期を予感させるに十分だ。



富士見台からの復路の途中で望むことができた南アルプス。
写真の左から塩見、荒川、赤石を見ることができる。
前回にはロープウエイを降りて展望台との間を往復、徒歩だったから、これで合わせて、富士見台までを含め大袈裟だが完全踏破となったわけで、普段の運動不足はたたったものの、その解消のためには効果絶大であったろう。



午後2時30分を回ると、さすがに吹く風も冷たくなり、しだいに日差しも弱くなってきた。



ちょっと話は外れるが、ロープウエイの往路では、いやな気分にさせられた。
乗り場は順番待ちするでもなく、混んでもいないのにも関わらず、他のグループとの相乗りを強要された。私たちの一行の後には順番を待つ者は無く、だから、当方が次のゴンドラに取ったとして、なんら他を待たせることではないはずだったのに。
乗り場の歳の行った男性係員からは陰険な眼差しで睨まれ、半ば手で行く先を阻まれるように、乗り合わせのゴンドラに押し込められた。
通勤ラッシュ時の山手線ホームでもあるまいに、ゆっくり次のゴンドラを待たせる余裕を与えようとしないのか?
その上、乗り合わせたゴンドラ内は幼い兄弟の手狭な運動場であり、絶え間の無い叫び声ばかり。親はいずれも野放しで、当方は言葉も無くただ一方向の景色に視点を合わせているしかなかったわけで。

幼子の興奮を責めるのではない。
例のサービス精神皆無の係員が当ゴンドラを強制しなければ、こうした不愉快は生じ得なかったわけで。その制御の手を振り解いてでも、後発のゴンドラに乗るべきだった。



ゴンドラの影が西に傾き始めた陽光に映し出され、極めて鮮明だ。



午後3時。この時間になっても、依然として駐車場はご覧の混みよう。
帰りの車で知ったが、第5駐車場にまで車が停まっていた。
例年あるいは普段との比べようはないが、この混みようは初体験で、そのことが驚きだった。

これだけの…、せっかくの自然に恵まれた天然資源に加えて、ロープウエイその他の巨額な設備投資はきちんと償却できているのだろうか?
心配するでもなく、でも、盛況であって欲しいと思うのは、当地の出だからであろうか?


<おしまい>

2008年9月23日火曜日

手軽で美味しい! 電子レンジだけで作るキーマカレー

今年の夏以来、確かにはまっています。
「電子レンジだけで作るキーマカレー」
です。

早い話、真夏のクソ暑い中でグツグツ・グツグツ、正攻法で煮込んでいたら、作っているだけで汗だくになってしまうカレー料理のこと。
夏バテ防止ならご家庭でカレー…なんて決め込んでいたら、かえって夏バテしてしまうわけで。

暑さで沸騰寸前の頭で、ボーっとしながらサイトを眺めていたら、今日のタイトルに出会ったわけです。
あちこちに散らばっていた同様のレシピをかき集めて、試行錯誤がはじまりました。

何度もトライしたところ、ここに至ってわが家なりのレシピに到達しましたので、ご披露します。
調理時間ですが、材料①をすりおろしている4~5分の他は、電子レンジにお任せ。
10分そこそこで出来上がりです。

■材料①
玉ねぎ・・・・・・・ 大1個
にんにく・・・・・・ 1~2片
しょうが・・・・・・・ 1片
トマト・・・・・・・・・ 中1/2
オリーブ油・・・・ 大さじ2

■材料②
豚挽き肉・・・・・ 200g
カレールー・・・・ 125g (わが家ではハチ食品の「カレー専門店のカレールー」を使用)

※バリエーション
完熟トマトのハヤシライスソース(ハウス)1/2を使って、キーマ・ハヤシもわが家の人気メニューです。この場合は材料①の「しょうが」は使いません。
トマト中1/2をトマト水煮缶(420g)1缶に変更。



さらに、ウースターソースや醤油をほんの少し加えると、お好きな調味でバリエーションが楽しめます。お試しください。
その他、月桂樹、レモングラス、スープパセリの軸などお好みのハーブを適宜


■料理法
いたって簡単。
材料①を全てすりおろしてボールに入れ、ラップしてレンジ強で2分30秒~3分。
このボールに材料②をよく混ぜて、ラップしてレンジ強で5分30秒~6分。
ラップを外したらハーブ類を取り除き、火の通った各材料を馴染ませるようにかき混ぜて出来上がり。


これなら、ご飯の間にサンドイッチにするだけで、液状カレーには難しい「カレー弁当」も出来上がり。

皆さんも、ぜひお試し下さい。

<comment off>

2008年9月14日日曜日

清けき虫の音が

今日14日は中秋の名月ですが、昨晩のこと、名月前夜の月明かりを愛でながら、わが家のウッドデッキに出て、暫しビールなんぞ嗜んでおりますと、今晩も「リーコロコロコロコロ、リーコロコロコロコロ」と、コオロギを頭に、目の前の畑や空き地の草むらそこここから、一面の虫の声が降ってきます。

まるで、耳元で共鳴するように鳴り響くという感じです。
耳を澄ませば…、なんというものではなく、わざわざ澄ますことなどなくても、いやでも耳に届いてしまいます。

時折、私が椅子を動かす物音に反応して、音が止むことがありますが、少し経てばまた一面の虫の声。
心地よい酔いも手伝って、聞き入ってしまいました。

さて、そんな虫の音の主がどんな虫なのか、分かったら楽しいでしょう。
エンマコオロギ、カンタン、マツムシ…と、名前は知っているものの、では、声と主の顔が見えますかか?

そんな中、虫の声を集めたサイトがあることを知りました。
渋谷さんのサイトです。
リンクはご自由に…とありましたもので、早速、リンクを貼らせて頂きました。

 ⇒ SHIBUYA'S HOMEPAGE


こちらのサイトからは鳴き声の表記から検索することができます。

 ⇒ 虫の音WORLD

ぜひ、お聴きになってみて下さい。


いかがですか?
聞き覚えのある虫の声と、その主の名前、そして写真…よく分かりました。

都市化された市街地であっても、コオロギの仲間で20種類、キリギリスの仲間で10種類以上もの聴き分けができるそうです。
が、その域にまで達するのはなかなか大変でしょう。

そこまでとは言いませんが、この中のいくつでも聞き分けられたら、なんと楽しいことでしょう。

今晩は改めて、中秋の名月と虫の声を楽しんでみたいと思います。

<完>

2008年8月25日月曜日

南信州も確かに秋に向かっています。

旧盆もとっくに過ぎて、あの北京オリンピックの熱気も早や余熱へと変わり、世の中は一気に秋に向かっていることが感じられます。
窓の外ではコオロギが存在感を示し始め、呼応するように他の虫の音も確かに聞こえるようになりました。

明日は東京。
お手柔らかに~
いかほどの暑さなのか、ある意味、お楽しみです。

<完>

2008年8月14日木曜日

ヘブンスそのはら

「ヘブンスそのはら」に行ってきた。
地元、再発見の旅…というほどの大袈裟なものでもないが、図らずも先の伊那谷道中に続いてのことになった。
この猛暑の夏に、のんびり涼を求めて…とすべきところ、往復約2時間半の軽い山道行も含めての行楽だった。


当地は、「ヘブンスそのはら SNOW WORLD」という言い方が正しいようで、そもそもはスキー場として開発された経緯がある。ただ、そのスキー場に行き着くまでにロープウェイが施設されており、これが冬のオンシーズンのほかは圧倒的な南アルプスの展望を誇り、もうひとつの魅力となっている。

午前10時
ロープウェイ山麓駅前に到着する。
中央道 園原I.C.から至近、車で5分程度の距離にある。ただし、このI.C.は中京方面のアクセスを重視した構造で、名古屋方面からの入り込みと同方面への帰りに利用が限られている。東京方面からの入り込みの場合は、一つ手前の山本I.C.を利用しなければならない。
いかにも、当施設が中京圏をターゲットにしたものかうかがい知ることができる。
それもこれも、隣接する昼神温泉の利用客の利便を考慮したI.C.の配置なわけだ。


駐車場は、全2,000台収容とされているが、これは冬の最盛期を想定してのことだろう。私が到着したとき、山麓駅の前のスペースは1/3程度の入りだったが、午後2時頃、帰る頃にはほぼ満車の状態だった。目にする範囲のナンバープレートは、ほとんどが当地で言うところの県外車のもの。たしかに中京圏方面が目立つ。


大人2,000円のチケットを購入して、ロープウェイに搭乗する。
一切の待ち時間は無く、拍子抜けするほどスムーズだった。
ほぼ、10分間の路程だが、月並みな言い方をすれば「迫力の眺望」とか、「日常の異空間」など、年甲斐も無い興奮を覚えるに十分な雰囲気を持っている。
眼下に広がる伊那の谷間、山肌と遠くに見渡せる南アルプスの山並みは、当地に暮らす者にとっても新鮮な感動を与えてくれる。
周囲山ばかりを見慣れている当地に住む人間にして、そうなわけで、遠方からの観光客にしてみれば、同様の感激は当然のことであろうと思う。


さて、ロープウェイを降りてからであるが、ここからが今日の入り込み客の大多数とは行動が異なった。
つまり、展望台までの行程をリフトによらず、徒歩で行くことにした。
結果的に往復のほぼ2時間半、ガイドによるところの「りんどうコース」と呼ばれるその山道上には、私とわが女房の2人だけで、だれ一人として出会う者が無かった。
とても「貴重な体験」をさせてもらったものだ。

ガイドには展望台間の距離2キロ、上り50分、下り40分とあったが、それぞれ2割、3割り増しの時間を掛けて、タップリと堪能させてもらった(笑)

ただし、女房には超不評で、
上り坂、荒れ道ばかりは、ここまでの人生のようなもの。苦労の連続」
との「お言葉」を頂戴しながら歩いていた。
が、ついに最後の方ではそうした言葉も耐えて、ただ無言で歩くのみになっていた。
いつも、いつも苦労を掛けるばっかりでスマン…と、心で呟きながら、
「山頂に上り詰めたら、そこには達成感が待っている!」
と聞こえよがしの威勢のよい独り言が、ただ空しかった(笑)

そうしているうちに、よくしたものでちゃんと展望台についた。
(戻らず、立ち止まらず、一歩一歩進めれば、必ずどこかにたどり着くものだ。)

1リットル用意した麦茶は、ここまで来る間に飲み干し、汗まみれ。
展望台でまさに涼しい顔をしている他の観光客とは、明らかに様子の異なる2人だった。
事前に調べたところでは、当地における前日の最高気温が26℃とあったが、体感はそんなものではない。
風も無く、直射を浴びるところでは下界と何らの変わりが無い…というのが感想だった。
ただ、昼食にと用意してきた握り飯を摂るためにと、日陰を探しそこに入ったところでは、さすがに涼しさを感じることができた。


「もう歩けない、復路はリフトで降りる…」
そう言っていた彼女だったが、展望台では片道のリフト券が売られていないことを知り、諦めた様子だ。
よくよく考えてみれば、そもそもはスキーリフトなわけで、どこを見渡したって、片道の下りの料金を設定したリフトなど有りっこないわけで、後になって笑ってしまった。

そうこう言いながら、下りのロープウェイも順番待ちなく搭乗でき、すんなり降りてきた。
午後2時。大型バスを降りたばかりで、案内されて搭乗を待つ一団の観光客とすれ違った。バス会社の名前からして、ここでの観光を最後に、園原から中央道経由して出発地に帰着のコースかな…そんなことを話しながら、現地を後にした。

今回が初めてだったが、こ
の秋には富士見台高原ウォーキングコースを試しながら、紅葉を観にこようと思う。

かくして、確実にリピーターを獲得した模様だ。



ところで、観光資源としての当地の評価は如何なるものか?
おそらく往復2,000円のロープウェイ収入が主となるであろう当施設の場合に、冬のスキーがそれであるように、ロープウェイで行った先のアトラクティブをどうデザインするかがポイントなのだと思う。

例えば、黒姫高原のコスモス園(入場料:大人500円)、
富士見高原 ゆりの里(入場料:大人1,000円)のように、テーマとなる花をアトラクティブとして入園料収入を企画するケースにみられるような、特徴的な「何か」が欲しい。

現地には「キティーちゃん」という言葉も踊っていたが、果たして?

外野がどうこう言うは簡単だが、当地にはロープウェイという他には例の少ない資源を有するだけに、もったいない。ロープウェイに加勢する「天然資源としての四季折々の自然」と、もうひとつ「企画されたアトラクティブな資源」が必要だ。

今回、訪れた季節(夏の真っ盛り)のことも多少影響していようが、当地で見えたのはロープウェイとリフトを乗り継いで展望台を往復して帰って行く、それが大半の観光客のパターンだったと思う。
たまたま居合わせた時間帯にもよりだが、下界より割高な食事や飲料、アイスクリームを口にして帰っていく。私たちのように、弁当・飲料を持参する観光客からの収入はロープウェイの料金だけだ。
客単価の増進も肝要だが、動員数の増強、特にリピーターの確保が求められよう。

そう考えたとき、このままでどれほどのリピーターが動員できるのだろうか…、

外野なりに、山頂駅一帯を核とするアトラクティブな企画に期待したい。


資料 : ヘブンスそのはら / 長野県下伊那郡阿智村 / 平成20年8月10日


<完>



2008年7月31日木曜日

「高島礼子はアールエフ」って?

「高島礼子はアールエフ…」

そう彼女自らがただただ連呼して終わるCMが印象的だ。
もはやBGMはどっちでもいい。
そのナレーションばかりが、やけに耳について離れない。

アールエフ…って何?
新しいパチンコ台の名前か?…、
でも、ちょっと雰囲気が違う…。

となると、TVからだけでは
「高島礼子はアールエフ」
という、断片的な情報しか得られず、そうなると、インターネット検索という利器を知っている者は、遅かれ早かれキーボードに向かうことになるのだろう。

アールエフの秘密を解くためにだ。

言い訳がましくなるが、蓋を開けてみれば、その製品のことは長野市に住む友人から2年ほど前に聞いていた。
「すごい技術があるんだ」
の一言で、まるでSFの世界のことかのように印象深く記憶に刻まれていた。
その記憶と今般の謎、そして解答までもがネット上で結ばれたわけだ。
そのことにこそ意味があったわけで、僕というたった一人の消費者にとっては、大成功のCM例となる。

その術に、見事に嵌ってしまった僕としては、ここではリンクを貼ったりして過剰なサービスはしないので、
「高島礼子はアールエフ」
で検索してみて頂きたい。
くれぐれも断わっておくが、僕は高島礼子からも、アールエフの筋からも何等の報酬を得ているわけではないから…(笑)

そうしてみると、
PCにも向かわない…、
キーボードなんて無関係…
というTV視聴者は、当初からCMのターゲット層から外しているわけであって、スポンサーの強気な姿勢と、確かなターゲット設定が見て取れる。

でも、折角だからどんなCMかだけはリンクを貼っておくので、
ハハ~ン
と納得しながら、とくとご覧あれ!

 ⇒ 高島礼子はアールエフ


<おしまい>

2008年7月21日月曜日

期待を込めて「クロネコメンバーズ」をレビューします。

ヤマト運輸からクロネコメンバーズというサービスが開始されるというTVその他による告知を受けて、早速にサイトからエントリーしました。随分と前の話です。
後から知ったのですが、全国一斉のサービス開始ではなかったようで、カード発行が先行したものの、当地ではこれからサービス開始という頃だったようです。
程なく例のクロネコのキャラクターをあしらった黄色を基調色とするカードが届きました。
いわゆる「メンバーズカード」から来る勝手な、かつ、旧来のイメージからすると少しもの頼りない・・・ペラッとした感じです。
裏面に、IDとそれに対応するであろうQRコードが印字されています。

旺盛な好奇心も手伝って、直後に最寄の集荷所に荷物と共にカードを持ち込んだところ、それと思しきラックやプリンターが開梱されない状態で事務所の片隅に置かれているのを観てしまいました。
瞬間、
「こりゃ、早すぎたかな?」
所員の方も困った顔をしながら、
「申し訳ありません、ここでは、これからなもので…」
との、丁重なる断りの言を頂戴して、その折は普段のとおり手書きの伝票で発送を済ませました。

早いものでそれから数ヶ月。
季節が2つくらい過ぎていったこの時期に、忘れかけていた「クロネコメンバーズ」のことを急に思い出し、今度こそ試してみようとカード持参で同じ集荷所を訪れました。


さて、これから記す内容は、恐らく普段どおりの発送方法で依頼をしていれば気付かなかったことばかりだと思います。
クロネコさんのためを思って(笑)、少々お節介な話ですが、ちょっと整理してみました。

感想 その1
カードを受け付ける、その情報端末の前に集荷されたであろう荷物が、パレットまたはカートに載せられ山積みの状態でした。

「クロネコメンバーズ」を体験してみようと伺ったものですから、ハッキリと申し上げて興ざめでした。
このことに限らず、顧客にサービスを提供すべき当の設備や施設の前に、内部処理の途中経過が未了のまま残されているのは実にまずい。バックヤードで処理すべきだと思いますが、如何でしょう。
例えば、一流を名乗る旅館の玄関先や客室の窓から、客用の布団が干してあるのが見て取れるようなものです(笑)

セキュリティ上の観点からも、ユーザーに対して
「外来者の故意による抜き取りの可能性は無い」
と、安全性を宣言することが難しいのではないか、と心配すらしてしまいます。

さて、当の装置ですが、それら荷物を退かさない限りこのままでは使えません。今回も、黄色い例のカードを離れたところにいた所員の方に提示したら、慌てて前面の荷物を移動していました。

ところで、荷物を山積みしてあっても運用に影響が無い程に「サービスが普及していない」のかな?
同業種にしてみれば、この過当競争下での顧客の囲い込みに資するものとして、あるいは、単に伝票コストの削減という意味においても、運用が定着した以降の収益面での貢献度は大きいのではないか、と場外から密かに応援しているだけに、ちょっと寂しい気がしました。

感想 その2
送り状の宛先の登録が、タッチパネル式になっていますが、銀行のATMのようなもので、PCのキーボードに比べたら操作に大変な時間が掛かります。後から分かったことですが、ネットでアドレスの登録や修正ができるとのことでしたので、今回に使用した宛先以外は、わが家に戻って登録しました。
感想その1に記した状況もあってか、混んでいなかったからいいようなもの。
新規登録のために順番待ちが生じたと判断した際には、僕は順番を待ってまで使用しないと思います。

感想 その3
全ての条件が整った上で、つまり、前段階の処理が済んでいる状態で伝票を出力するには、確かに便利なことがよく分かりました。
カードをかざし、「ピッ」と反応したら、パスワード入力、宛先の選択・・・その他、選択による必要な入力の後に、プリンターからA4サイズの印刷物が出力されます。計時したわけではありませんが、感覚的には2分とかかっていないと思います。
ここで明らかに言えることは、手書きの場合に比較して速くて、正確(初期入力によります)だということです。手軽に使えて、便利です。
翌日のこと、別件で別の者が同じ集荷所から発送した際には、
「簡単だった」
の感想、たった一言でしたから。

ただし、サービスのつもりからでしょうか、横に付き添ってくれた所員の方が
「パスワードは6桁です」
と、余計な情報を入れた上に、これを言い張ったものだから、その者は少々、戸惑ったとか。
僕が設定したパスワード(端末からネットワークへのログイン・パスと思います)は9桁です。
その者には出掛ける前にこれを教えてあったもので、9桁の他に別の6桁を新たに要求されているのかと、戸惑いが生じたそうです。
担当者の方に対する慣熟訓練に問題ありと、思わざるを得ません。

感想 その4
クロネコメンバーズのサービスに関連したことではありませんが、伝票の記載事項に不足があることに、運用上の問題はありませんか?
「多少のこと、未記入、空欄があったって、届けばいいじゃん、届けば・・・」
そう、ささやく声も聞こえてきそうですが(笑)

僕が几帳面な性格だから・・・といえばそれまでです。
しかし、様式の上から明らかに記入を要求されている部分に記入がないのは、その伝票を受け取った側として気持ちのいいものではありません。(少なくとも僕の場合は・・・)
今、手元にある伝票(控)の内には「発店コード」と「担当者名」の欄がブランクのままのものがあります。
複数枚ある他の伝票には記入がありますが、明らかに均等なサービスを旨とするこうした全国規模店においては教育の徹底を、と進言せざるを得ません。

この考えは、僕が個人のユーザーとして、その立場だけから申し上げているのではなく、おそらく企業の内側から業務監査的な視点に拠り、敢えて申し上げているものなのだと思います。

当該社のマニュアルには
「書いても書かなくてもいい」
とされているのかどうか、それともこの件について何らの記述も無いのか、実の所は定かではありません。しかし、もしそう書かれているのでしたら、あるいは、何らの記述も無いようでしたら
「必ず記入すること」
と明記するよう、マニュアルを改めるよう主張することになるでしょう。
(前後関係、背後関係を視ぬままの勝手な意見を容赦ください。)

ユニークな伝票番号1つで、一極に情報を高度に集中させリアルタイムで管理をされている実情を考えれば、「発店コード」など記入がなくとも、組織の内部においては問題ないかもしれません。
が、発店で荷受を担当した方の名前は、どのように管理されるのでしょう?
「担当者名」は、控の伝票を見る限りでは、システム上で管理されるべき項目には含まれていない模様なのですが、顧客とのインターフェースという場面では、担当者名の記入の有無は、顧客に安心感を与えるという意味で、とても重要な要素ではないかと考えます。
所定の欄に、ボールペンでたったの2、3文字、苗字を入れるだけのことで顧客に安心を与え、以って解決できる問題だとは思いませんか。

記入に漏れが有っても無くても、いずれの伝票に係る送付も、無事故で先方に届いていますから、その主たる目的としたサービスは、これまで無事に完遂しています。
したがって、ここで整理していることは、何か具体的な事故や問題があったからとしてのクレームなどでは一切ありません。

ただ、ここで一考を要するのは次のことです。
つまり、この事業においてユーザーが求めているサービスとは
「荷物を運ぶ、届ける」
だけでは無くなっていると考えます。
それであればこそ、「クロネコメンバーズ」のような折角の新機軸が付加する新たなサービスを、成功裏に見守っていたいと期待している・・・

まずは、クロネコメンバーズの発展をお祈りしています。

<完>